Denali's Calendar 2011「もしもし下北沢」

「もしもし下北沢」　よしもとばなな

この街にきてから、私はどんどん素直になっていく。
知らない女と、心中してしまったお父さん。
残された私とお母さんは、新しい人生を始めようと思い立った。下北沢で。
どこにでもある、でも、たったひとつの人と街の愛しい物語。 ばななワールドからの贈り物。

デナリカレンダーも７冊目。
２０１１年のテーマはこれまでのカレンダーと一味違います。２００９年１０月から、１年にわたって毎日新聞紙上で連載された吉本ばななさんの小説「もしもし下北沢」。私が１年間、挿絵を描かせて頂いたこの物語がテーマになっています。連載中の約５０点にわたる挿画から１２点を小説の場面と共にお送りします。

書き下ろしの下北沢マップやばななさんの一言など、小説とはまた違った物語の雰囲気を味わえるものになっています。ばななさんと一緒に作らせていただいた、私にとってもスペシャルなカレンダーです。