絵奉納の儀「天之御中主神」

母大野百合子と、中医学の先生である今中健二先生から、水天宮の宮司さんである河田さんに繋がり、今回の絵の奉納の儀式をする運びに。中心にあったのは「日本の神様カード」。そして偶然にも、河田さんは私がまだ神戸に住んでもいなかった時に、三ノ宮で開催した書道家の祖母との合同展を見て下さっていて、まだ元気だった祖母と会話をかわし、画集も気に入って下さったという本当に驚きのご縁で結ばれた方です。

神戸水天宮は神戸長田駅から山を登ったところにある、大きなクスノキさまに守られた、朱色が鮮やかな美しいお社です。その昔は天神山と呼ばれた場所で、長田神社の神さまが最初に降り立った地だとも言われています。

絵には、御祭神である、アメノミナカヌシさまを描きました。「神様カード」のアメノミナカヌシさまはちょっと暗い色合いの、碇と泉が描かれている神様ですが、実際に絵を描く前にこの神社に足を運び、河田さんとお話させて頂いて、クスノキさまを触った時に感じたのはもっと華やかで、元気で、エネルギッシュな、無邪気なビッグバンみたいな空気だったので、それを感じたままに描きました。子どもの守り神、安産や子宝の神様でもあります。生命の誕生って、宇宙の誕生と同じ奇跡だなと思います。

そんな風に試行錯誤しながら描いたものが、儀式の中で神棚に備えられ、和太鼓奏者の平原義夫さんの演奏が納められ、力強い祝詞が唱えられ、そして奉納の儀は無事終わりました。絵はありがたくも拝殿に飾って頂いているので、見ていただくことができると思います。

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2019年2月11日

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